夏本番!カンカン照りで外に出るのが怖いくらいの暑さだね。
今日は、今年初めてのプールに行く予定なんだけど、去年の水着が入るのか、それが一番の問題だw
作品情報
- 邦題:その電話が鳴るとき
- 原題:지금 거신 전화는
- 英題:When the Phone Rings
- 放送:2024年
- 話数:12話(1話約65分)
- 日本国内配信:Netflix(2025.7現在)
予告編
あらすじ
評価(momoruruが勝手に採点♪)

総合評価 87点
前半めちゃくちゃ面白くて一気見!顔も演出も色々濃すぎるラブコメ展開にハートを鷲掴みされたんだけど、後半一気に失速…
ストーリー上の演出では結構な無茶をするので、これを楽しめる懐の深さが求められるドラマかもしれない!?
感想
前半は一気見!夫婦の危険なすれ違い
まず最初に書いておきたいのは、このドラマってロマンススリラーなんだけど、実は結構なマクチャン(ドロドロ系)なので、初めからそう思って見てもらえると…助かるかもw
というのも、リアリティのあるロマンスやサスペンスを期待して見ちゃうと、途中でちゃぶ台ひっくり返したくなる展開もままあって…どんな状況も受け入れられる深い懐で見たほうが楽しいはず!
さて、ドラマの主人公は、大統領選に出馬するほどの名門一家の一人息子で大統領室報道官のサオンと、彼の秘密の妻であり緘黙症のヒジュ。両家の思惑のために政略結婚した2人は仮面夫婦なんだけど、ある日ヒジュが何者かに命を狙われたことをきっかけに、隠していたお互いの本当の姿が暴かれていく…という、WEB小説原作ならではの濃いめのストーリーだよ。
前半は仮面夫婦の危険なラブコメみたいな雰囲気なんだけど、後半に向かうにつれてサスペンススリラーぽい展開に。
私は前半のラブコメっぽい展開がすっごく好きでて、久しぶりに家事を放りだして最初の5話くらい一気見しちゃったくらい面白かった。
政略結婚なのに周りには秘密にされているってう、透明人間のような妻ヒジュの虚しさは分かりやすくて共感しやすかったし、異常にややこしいハイスペ旦那サオン(w)との行き違う感情や、疑いや嫉妬、本音を見せないやりとりが超もどかしくてイイ~!
それにヒジュ役のチェ・スビンがとにかく可愛くって。ミュート眉になってるのもイマドキでカワイイね。
私が思う彼女の魅力は、リアルバービーみたいな抜群のスタイルなのに、あの体を完全に乗りこなせてない気すらする素朴な人柄と、あどけないリス顔。このギャップが好き。
一方サオン役のユ・ヨンソクは、「ミスター・サンシャイン」のク・ドンメ以外ではハマったことがなくて、あんまり得意じゃなかったんだよね。でも今回のサオン役は、ずっとキメ顔でクール路線目指してる感じなのに、絶望的な恋愛のトンチンカンっぷりが、なぜかちょっとクセになるのよ。感情表現があまりに面倒くさいからハマるほどではなかったけど、私こういうの嫌いじゃないかも~ww てゆうかこんなキメ顔でラブコメしてるの、逆にレベルが高くないか?w
…それなのに~!
やがて2人の気持ちが通じるようになると、ラブコメっぽい展開は終わっちゃうの。寂しい!
そこからは私の興味が醒めてしまい、中盤以降の視聴ペースは大失速。
2人のすれ違いが解決しちゃうと、あとはもう夫婦のイチャイチャを眺めるか犯人を捕まえるかの二択しかないわけで、サオンの劇画タッチな表情も後半になればなるほど重く感じるようになっちゃって…(ホントごめんなさい)

この続きはネタバレありますのでご注意を~
それに中盤以降のサスペンスの展開は、ちょっと遅かったし分かりにくかったかも~。
おじいちゃんもお父さんもお姉ちゃんも、同じような話を何度もするけど核心には触れてくれないし、施設の事件も描写が曖昧で、双子の話も何のことかよく分からなかった。さらには合間に脱線するシーンが入りがちなので、集中力が途切れちゃった気がするな。
最後にトム・クルーズいた?
そしてこのドラマってね、最初にも書いたけど、あんまりリアリティを重要視してないというか…まずみんな不死身だし(あの崖は即死の高さ)、ストーリー上の演出でもなかなか無茶してくるのよー。
バスに乗って出かけたグダグダなMT(親睦会)もさ、ヒジュが奥さんて知られてるならいいけどさ、同僚なんてみんな「うっわ…不倫かよ」て思って見てるわけじゃん。しかも上司。おえ~!
既婚者上司&同僚のハートポーズの不倫写真(とその時は思ってたはず)を撮らされる部下の気持ち考えたげてー。写真でずっとヒジュを見つめてるサオンなんてもはやホラーだったよ。
遊園地でのサプライズかくれんぼもちょっと怖かった。サオンが写真から勝手に想像して繰り広げてくれるんだけど、とにかくいちいち待たせ過ぎで…、私なら帰るw あとね、無言で妻のスマホにGPS追跡設定してたのを、悪びれずに報告してきたりしてて、ちょいちょいギョッとさせてくるのよね、この旦那。
サオンもヤバかったけど、ヒジュも相当なおまぬけさんのようで、406だっていう猿芝居を延々続けてるのもどうなんだろう。賢いサオンなら気が付いてるに決まってるし、崖から落ちた時の電話なんてさ、気が付いてるって言ったようなもんだったのに。
だ、大丈夫、これドラマだから…マクチャンだから…って自分を励ましながら見てたんだけど、最後の最後にアルガンっていう架空の国に行っちゃうのは衝撃過ぎた!
ヒジュは可愛いスカーフ被って内戦地帯に突入してるし、ゲリラ戦の中で大声で愛を叫んでみたり、隠れ家的なおうちでのベッドシーンとか(あれやっていいのは「ミッション:インポッシブル」のトム・クルーズだけぞw)、最後まで凄かったなぁ、この夫婦w
一番納得いかなかったのは、セオンが突然姿を消した理由。ヒジュの義理の弟を殺したのが自分のおじいちゃん(ていうかお父さん)だったから…自分を罰する時間が必要だった、だとぉ~?
ハ、ハァ???
この人マジでめんどくさいよー!
しかも勝手に消えたくせに、自分のいる場所のヒントを送って来んなし~!ww
(内戦地帯は自分を罰するために入っていい場所じゃないと思うけど、アルガンに行くのは原作通りなのだそうだよ…)
というわけで私的には、前半はめちゃくちゃ面白かったけど、後半はあまりの展開に身もだえた(でもむしろそこが面白かった気もする?w)ドラマだった。
色々びっくりする展開はあったけど、こんなに面白い前半部分を見ないのは絶対もったいないし、ストーリーが破綻してるわけでは決してないので、非現実的な展開を受け入れる大きな器をお持ちの方ならば、結構楽しめるんじゃないかなw
そうそう、どっからどう見ても悪人ポジションのお姉ちゃんが案外良い人だったのは意外性があって良かったね。愛人の子であるヒジュと姉弟を一緒に遊園地に連れていってくれてたんだから、本妻も結構良い人だったのかもね。
それからパク・ドジェ行政官役のチェ・ウジンがイケメンで素敵だったな。調べてみたら「もうすぐ死にます」でオ・ジョンセの後輩刑事役だった俳優さんで(たしかに警察官が似合う)、イ・ドヒョンとは大学の同期で仲良しみたいだよ~。
OST
ドラマがマクチャン仕様なだけあってか、OSTも分かりやすくドラマティック仕様なものが多かった。
まずはBTOBイム・ヒョンシクの「See The Light」。ファンタジードラマのOSTみたいな曲なんだけど、そのくらいドラマティックだったこのドラマには合うね。
イム・ヨンの「숨(Breath)」も美しい歌声が印象的だった。
彼女の歌は「空から降る一億の星」のOST「Lost」が大好き~。
SWAYのジェヨンが歌う「May I Love You?」はあったかくて力強くて素敵な曲だね。
ラストは主演のユ・ヨンソクが歌う「Say My Name」。最終話のED曲はこれだったはず。
ヨンソクって「賢い医師生活」でも歌ってたよね。喋り方と歌い方が似ている。

サオンの運転が荒すぎて正直マトモとは思えん!



