放送年:2025年
全12回
放送局:tvN// 配信:Netflix独占
脚本家:イ・ガン
オススメポイント
何かに挫折したり、つまずいた人たちの「再生の物語」
性格や能力が全く違う、見た目は瓜二つの双子が、入れ替わってそれぞれの人生を歩むストーリー
パク・ボヨンが1人2役(いやある意味4役)を見事に演じきり、感動で涙が止まらない
気になっている人がいたら、絶対に見てほしいヒーリングヒューマンロマンス
簡単なあらすじ(ネタバレなし)
顔以外はすべてが正反対の双子の姉妹。大きな危機を乗り越えるため、お互いのふりをして生きることにしたふたりは、それぞれに愛と人生の意味を見いだしていく。
引用元:Netflix公式より
予告編
主な登場人物
ユ・ミジ(演:パク・ボヨン)

日雇い労働者|30歳
有望な陸上選手だったが怪我で断念した過去を持つ
イ・ホス(演:パク・ジニョン)

弁護士|30歳
ミジの高校時代の同級生
ユ・ミレ(演:パク・ボヨン)

金融管理公社勤務|30歳
ミジとは一卵性双生児
ハン・セジン(演:リュ・ギョンス)

いちご農場経営者|36歳
ミジのバイト先
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韓国語がわかるとさらにドラマが楽しめる!

注意!私的ネタバレあり感想
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2025年りお的 No.1 韓国ドラマ!(暫定)
すっっごく面白かった!!
本当に素晴らしいドラマだった
これは生涯韓国ドラマランキングに変動がありそう…今、選定中
恩着せがましい“いかにも”なお涙頂戴演出はないのに、1話から感情が揺さぶられ泣きっぱなしだった
本当ちょいちょいこういうドラマに出会うから韓国ドラマはやめらんないのよ
脚本が素晴らしい

いや〜スタジオドラゴンとtvNのタッグは安心感半端ない。本当に外さないよね
この作品の脚本が私的にあまりに完成度が高くて、違和感を感じることが全くなかったから、練りに練られた原作があったのかと思っていたが、脚本家のイ・ガン先生の完全オリジナルだった!スゲー
「五月の青春」(イ・ドヒョン&コ・ミンシ)を手がけた脚本家さん
(五月の青春は悲しいお話の噂があったから敬遠していたけど、今度観てみようかな?)
セリフが秀逸
「昨日は終わって、明日はまだまだ先で、今日は誰もわからない、だから今を生きよう」
このミジの祖母の言葉が、自分でもびっくりするほど心に響いた
昨日の失敗や後悔を振り返る必要はなくて
明日はまだ先だから心配や不安になる必要はなくて
今日これからのことは未知だから考えたってしょうがない
だから今、この瞬間を精一杯生きる
頭ではわかっていたし、当たり前なのかもしれないけど、このセリフを考えたイ・ガン先生の語彙力に脱帽した
携帯の待ち受けにしたい言葉だ
ストーリー展開に全く無駄がない
退屈なシーンが全くない、すべて興味があったし、辻褄が合わないなんてことはなかった
私は、韓国ドラマにおける「オンマ同士の意味のない会話」がちょっと苦手で退屈だなと思ってしまうんだけど
ミジママとホスママの会話は全くそんなことなかったなぁ
話のテンポもすごく良かった
1話1時間半ぐらいあったりするんだけど、いつも一瞬で終わってがっかりしていたぐらい
本当に好きな脚本だった
再生の物語
「ミジの引きこもり」「ホスの事故による障害」「ミレの会社でのいじめ」「セジンの家族を亡くした喪失感」
たくさんの挫折と再生が、上手く描かれていて、何かしらに共感できるのではないか
物語で語られる「挫折」は、全く珍しいものではなくいつ自分に降りかかるかわからん
自分だけではないと慰めになるね
改めてパク・ボヨンの凄さに気づく

いやいや今回の1人2役は本当に大変だっただろうな〜
でも一回も、「今はどっち?」とならなかったし、演じ分けは完璧だった
(ミジミレが一緒にいる時も全く違和感なかったから、今の映像技術って凄すぎるね)
さらにストーリー上、入れ替わっちゃったりしたもんだから、「実質 4役」…ヤバないですか?
入れ替わって金融公社で働くミジは、仕草とか表情とかが「ミレのふりをしているミジ」にしか見えなかった
なんかもう意味わかんないくらい複雑なんだけど、物語として破綻していないのはパク・ボヨンの演技の賜物なのかな
あと、パク・ボヨンめちゃくちゃ可愛いな!おい
ホスと一緒にいるミジを演じている時が1番可愛らしい
人間関係を見直したくなった
私は人付き合いがあまり得意ではないです
相手から拒絶されたり、こちらが興味なかったら、完全シャットダウンしてしまう
でもこのドラマで頑張ってみるのも悪くないかもと希望を持った
ロサ食堂の店主とミジ

2人の関係は本当素敵だなって思った。初めは塩を投げつけられるぐらい嫌われていたのに、最後はサラッと「姪の子供」と紹介されていた。もう家族と同等ということだね
上司のイ弁護士とホス

ホスに「僕のこと好きだから」と言われてちょっとだけ“はにかむ”イ弁護士に胸がキュウとなった。嬉しいね!嬉しかったね〜笑
いい表情するんだよ〜イム・チョルス演技上手い!
ホスの言う通り興味がないなら無視するだけだもんな
血のつながらない母とホス

確かに血のつながりがないと愛を疑ってしまうかも。障害者の自分はお荷物ではないかと。でも母には生きる糧だった。
母親のセリフがまた名言「愛というのは勝ち負けではなく負けても最後まで味方でいること。何百回でも何千回でも一緒に負けるのが愛」(父親の最後の言葉の続きがここでわかるというなんて素晴らしい演出なんだ)
母の職場にケーキと花束を持ったホスが来たのを見た時、なぜだか涙が止まらなかった(書いてる今も泣いてる)オンマめちゃくちゃ嬉しかっただろうな〜
ロサとサンウォル

この2人の関係も素敵だった。性別とか関係なく「魂の片割れ」いわゆる「ソウルメイト」のように感じた。たった1人で、ロサの息子とロサ食堂を守ってきたなんてマジ泣ける…
どの2人もどちらかが頑張って歩み寄ったからできた素敵な関係
現実はドラマのように上手くいくとは思っていないけど、万が一素敵な関係になれるのなら努力も無駄ではないかも。
ロマンスについて

ホスが、「ミレになりすましたミジ」に初めて会った時、「あれ?ミジじゃね?」と一瞬思ったけど、激しく否定されて、素直なホスはミレだと信じていた
でも途中から、「あれ〜ミレなのに可愛く見える」「あれ〜ミレなのに好きかも?」
「俺が高校からずっと好きなのはミジなのに?」と戸惑うのがすごく面白かった
「どんなミジでもミジはミジ」「ホスはミジだけがずーっと好き」というのが伝わってきてキュンキュンしたな
めちゃめちゃお似合いの2人で本当にほっこり。ずっと2人のイチャイチャを見ていたい
そして、ジニョンくんのキスシーンがね…めっちゃドキドキした!ミジの頬に添えられる手がなんかセクシーだった

ジニョンくんは切ない表情が抜群に上手い!加虐心をくすぐられると言いますか、もっと悲しませたくなる(変態)
キャラ設定でいえば、私は断然いちご農家のセジン派。(男臭くて鈍感で良い)
ホスは繊細すぎて男としては見れないかも(何様)
ホスの元職場の秘書のお姉様いたじゃん!あのポジションがいい笑
ホスの迷惑にならない程度の距離感で、でも私にできることならなんでもしてあげたい。ミジと幸せになっていくところ、遠くから見て喜びたい。リアルな推し?みたいな感じかな。(文字にするとキモい)
悲しい切ない表情は見たいけど、絶対に不幸にはなって欲しくない、異常な感情が生まれた笑
今回気になった人
ソン・ギョング(演:ムン・ドンヒョク)

今回はたくさんいいキャラがいたけど、やっぱりこの人「ミジの親友」
ギョングめっちゃいい奴、好き♡
ミジレミを見分けられる理由として、「片方に強い思いがあること」だと思っていて(ハルモニは特別)
ギョングが見分けられたのは「ミジを親友」として大事に思っていたからだよね
(私も学生の時、一卵性双生児の片割れとおつきあいしてたけど、後ろ姿でも見分けられた笑)
ギョングといる時のミジが、肩の力が抜けていてすごく好きだった
私もギョングみたいな男友達欲しい
悪い奴らについて
ミレをいじめていた “3バカトリオ” にちゃんと罰が下ってよかった
本当は「市中引き回しの刑」で罪を晒しながらソウルのオフィス街を一周したい
ただ、他の平社員たちは何事もなく過ごしているかと思うと腹立つな

まああいつらは「自分もミレのようにならないように」虚勢を張っていたような気はするけど
あとミレの優しかった先輩が、最後元気に社会復帰していて本当によかった〜泣いた
弟もよかったね!確かに会社員向いていそう笑
最終回に気になっていたところを、余すことなく回収してくれて、やっぱりこの脚本は「わかってんな〜」と思った笑
最後に
ホスの耳がどうなったのか、大げさなエピソードがなかったのが好感をもてた(裁判所で手話の時、補聴器つけてたね)
うちの甥っ子みたいに全く耳が聞こえなくても幸せ全開の人はいるから。普通のことなのよ
それにしても、完璧なドラマだった。12話でよかった。
とても勇気をもらえたし、元気が出た
ありがとうございました
