韓国ドラマ「隠し味にはロマンス」の作品情報・あらすじ・感想

ラブコメ

庭のキュウリ苗はカピカピになり…
ご近所さんの息子は熱中症で運ばれ…(ダイジョブだったけど)
いや、ちょっと、いくらなんでも暑すぎるんだけど~!

まだ全然6月なのにこの気温。まさかこのスタイルでずっと行くわけじゃないよね!?
いっぱい水分とって、これ以上干からびるのを阻止せねば!

さてさて諸事情により更新が1週分とんでしまってごめんなさい。
今回からはしばらくNetflixドラマを中心に感想を書いていくよー。

作品情報

  • 邦題:隠し味にはロマンス
  • 原題:당신의 맛
  • 英題:Tastefully Yours
  • 放送:2025年
  • 話数:10話(1話約60分)
  • 日本国内配信:Netflix(2025.6現在)

予告編

あらすじ

大手食品会社「ハンサン」の次男であり、高級レストラン「motto」を経営するボム(カン・ハヌル)は、同じく高級レストラン「LA LECEL」を経営する兄ソヌ(ペ・ナラ)と後継者の座を争っている。

「ハンサン」の後継者になるため、社長である母が出した条件は、三ツ星グルメガイド「ディアマン」で韓国初の三ツ星を獲得するこをとだった。

ボムは「motto」のシェフのヨンヘ(ホン・ファヨン)に新たなメニュー「ノビアニ」を作らせるが、提供直前に、全州の小さな食堂「ジョンジェ」で類似した料理があることを知る。

慌てて「ジョンジェ」を訪れたボムは、シェフであるヨンジュ(コ・ミンシ)と出会い、彼女に料理を作って欲しいと申し出るが…

小さな食堂のシェフと出会った傲慢な御曹司の成長を描いたロマンティックコメディです。

評価(momoruruが勝手に採点♪)

momoruru

総合評価 91点

美味しそうな料理のたくさん登場しちゃうほっこり系ヒューマン&ラブコメディ。
カン・ハヌルの善い人っぷりを眺めるのは、私の中でもはや「癒し」…w
今回も堪能させていただきました(ごちそうさまです)。
札幌ロケあり、ユ・ヨンソクありで、想像以上に見どころ多かったなw

感想

ほっこりしちゃうレストラン系ロマンス

カン・ハヌル&コ・ミンシ主演のヒューマンラブコメディ!
カン・ハヌルもラブコメも好きだから楽しみにしてたんだー。

ストーリーは、兄弟との後継者争いの渦中にあった傲慢な御曹司が、買収先の田舎の小さなレストランの女性シェフと出会い、自分の人生を見つめ直す…という美味しい料理がいっぱいのレストラン系ロマンス。

邦題は「隠し味にはロマンス」だけど、原題は「당신의 맛(あなたの味)」だし、ロマンスもいい感じに淡めテイストで全体的に重すぎず。心優しい人たちがいっぱい出て来るほっこり系なドラマなので、ロマンス好きな人だけじゃなく、サスペンスの合間に一息つきたいときにもオススメかもw

美味しい料理を食べて語り合えば、みんな幸せになれちゃう気がする優しいコンセプトなドラマだよ。

カン・ハヌルのブレない良い人っぷり

やー、しかしカン・ハヌルはやっぱり良かった。
コメディもシリアスも演技は全部良いんだけど、もはや安定の良い人っぷりに、見てる側の安心感が桁違いなの。

淡泊な味付けのドラマだったせいもあって、カン・ハヌルの演技の良さは6~7割くらいしか出てなかった気もするけども、なんというか、全身から滲み出る好感度がすごかったよ。

(あくまでイメージだけど)カン・ハヌルっていつも笑ってるし、すごく優しそうだし、有名になっても天狗にならなそうだし、未成年と付き合ったりしなさそうだし(誰とは言ってません)、安心して推せるこの感じがたまらないんだよねー。

今回のボム役は、序盤は情け容赦ない御曹司で嫌なイメージの役だったんだけど、じわじわ滲み出て来る彼の人の良さが程よく効いていて、後半になって自分を顧みるようになる展開にもピッタリなキャスティングだった。

このドラマを見て頂ければ、普段は「イケメンは正義」とか「声が低い人が好き」とかしか言わない私が、声なんてむしろ高い方な気がするハヌルを推してる気持ちを少し分かっていただけるかも~。

ちなみに、このドラマのカン・ハヌルの演技の中で、私が一番好きだったシーンは第7話内。ヨンジュが韓国に帰国する直前に、雪の中の車内でヨンジュとミンが2人でお話してるのを、ボムが外で1人で待ってるところ。ふと、ヨンジュと目が合ったボムが、あ、どうぞどうぞ、こっちは気にしないでもっと2人でお話してていいよ、みたいなジェスチャーするんだけど、あの演技が自然過ぎる&全く嫌味がなくて思わずニヤっとしちゃった。やー、ハヌルほんと良い人!

ヨンソク登場にざわつく茶の間w

ヒロインのヨンジュを演じたコ・ミンシは私の中では「五月の青春」の方言で喋る看護師役のイメージがすごく強かったんだけど、なんかあのドラマと使ってる方言が同じじゃない??気になって調べてみたところ、「五月の青春」の舞台は光州で、このドラマの舞台は全州(韓屋村)。少し場所は違うんだけど両方とも全羅道(チョルラド)にあるので、方言も似た感じなのかもだね。

ヨンジュが作る、自然の恵みを感じられる食材にこだわった料理の数々は、どれも本当に美味しそうでなかなかの飯テロだった。自分じゃ作れなそうな料理ばっかりだけど、見てるだけでお腹すいちゃうw 独自の仕入れルートと、自分の料理の腕で勝負する料理人って、ロマンのあるお仕事だなって思ったし、自分の道を諦めたことなんてないって言うヨンジュかっこよかったな。

ヨンジュの元カレで、札幌の有名レストランのヘッドシェフ、ミン役で、ユ・ヨンソクが出演してるのにはびっくり~。ほっこり系の軽めなドラマと思いきや、ハヌルとヨンソクの合わせ技とは豪華すぎませんか!?しかもヨンソクほんとこういうこじらせ系二番手似合いすぎて…なんか一気に濃い味付けに~!

(ちなみにヨンソクってカメオ出演だったみたい。カメオとは思えない出演シーンの多さなんですけどw)

ヨンソク出演シーンは札幌でのロケが多いんだけど、どっさり雪が降った街並みとか、二条市場、すすきの、北海道神宮などの有名スポットがいっぱい登場するし、市場でお買い物したり、居酒屋行ったり、ラーメン屋行ったりしてて映像も楽しかったな。

札幌ロケがあったせいか、日本人役キャストは日本語ネイティブ率高めで聞き取りやすかったのも高ポイント。ヨンジュとミンのセリフで「たつお先生」が、どうしても「たちゅお先生」に聞こえちゃうのはちょっと可愛かったけど、「つ」って発音しにくいものね。

そして、このたつお先生を演じた俳優さんの日本語がめっちゃナチュラルだったよね。たつお先生を演じた俳優さんはキム・イヌさんで仙台出身なんだそう。日本での俳優活動を経て、韓国に渡られたんだそうで「ミスター・サンシャイン」では伊藤博文を演じてた人なんだって。あのドラマ内だと伊藤博文役の人だけ突出して日本語が上手かったのが記憶に残ってたので「あの人かー!」ってなったよ。

助演陣もお馴染みのベテラン多めで安定感あったけど、私が一番気になったのは人気シェフ、ヨンヘを演じたホン・ファヨン。

「こんな美人の一流シェフなんていないでしょ~」という初見でのミスキャスティング感を跳ね返すほどの、ひたむきでエネルギッシュな演技。しかもどの表情でも可愛いのは無敵すぎる。

2022年に女優デビューしたばっかりなのに今年のドラマ「埋もれた心」ではパク・ヒョンシクと主演を果たしてるし、今とっても注目な女優さんだねー。

途中から倍速モードになりま~す

ほっこり系ドラマだったのもあって、引っ掛かる展開も特になく、ス~イスイ見れちゃったんだけど、ちょっと気になったのは、のんびり松茸狩りに行ったり北海道まで出張ってた中盤までのスピードに比べて、後半のスピードが異常に速いのよね。

momoruru

この続きはネタバレありますのでご注意を~

韓国にはなかった三ツ星レストランが一気に2軒も爆誕したかと思ったら、シェフ不在のままテレビ対決してみたり(レシピだけで勝てるならシェフいらなくね!?)、新婦の父がディアマンの編集長だったり(しかも独断で掲載可否を判断…)、鉄の女ぽかったお母さんも急に改心した感じもあって、あれよあれよという間に絵に描いたようなハッピーエンドに。「へ?もう終わり?」と若干取り残された感は残ったな。全10話だったけど、全12話くらいがベストかも。

そうそう、ドラマ内でミョンスクがずっと見てた「ソンジェを背負って走れ」のパロディドラマ「ウンジェを抱いて走れ」(!w)の中に、謎にパク・ジフンがずっと出ててw もう気になって気になって仕方ないんだけど、誰もそのことについて触れてくれなくて、まじでこのまま終わるの?と思ってたら、最終話でなんとパク・ジフンが豆もやしクッパ店に来店してて、あそこが一番テンション上がったw(チュンスン役のユ・スビンと妙な雰囲気になってたのは「弱いヒーローclass2」で共演してるからだよ~)

OST

主張控えめで美味しい料理を引き立たせてくれた気がする今作のOSTを2曲紹介。
まずは지혜킴の「Paints」。

続いては、Heizeが歌う「You are the one」。

札幌の居酒屋のシーンでは韓ドラにしては珍しく日本語の曲が流れてきてたので、どうしてもその曲を探したかったんだけど結局分かりませんでした…無念。韓国人が歌ってる気がするんだけどな。

momoruru

ヨンジュが札幌の居酒屋で、既に何杯かお酒飲んだ後っぽいのに「とりあえず生!」って店員さんに注文してるのにずっこけた。とりあえずとはw

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