
更新遅れててごめんなさい。
怪我してパソコン使えなかったー、、でもその分ドラマは見てたので今週は2回更新する予定です(あくまで予定です)。
まずは大ヒットしたこちらのフュージョン時代劇の感想からどうぞ~。
作品情報
- 邦題:暴君のシェフ
- 原題:폭군의 셰프
- 英題:Bon Appetit, Your Majesty
- 放送:2025年
- 話数:12話(1話約80分)
- 日本国内配信:Netflix(2025.10現在)
予告編
あらすじ
評価(momoruruが勝手に採点♪)
momoruru総合評価 88点
高視聴率ドラマなのにハマれない現象再び~!
時代劇ラブコメは得意ジャンルなのに、トンデモ展開を笑って流せず完走までかなり苦戦…。
でもイ・チェミンの暴君役、めっちゃ似合っててハマったね。あの鋭い眼差しにやられた。もうずっと暴君路線でやって欲しい(そんなわけにはいかないw)。
感想
イ・チェミンが暴君すぎて惚れるw
やー、参った!
イ・チェミンが化けすぎ~!
今まで私の中では、ヒョンビンとキム・ソンオの中間な顔だなーという印象しかなかったイ・チェミン。
前作「バニーとお兄さんたち」では視聴率もイマイチだったし、演じてたキャラにもハマれなくて、正直そんなにインパクト強くなかったのに、なんなんです?彼のこの化けっぷりはー?w

衣装のせいなのか(増量もしたかな?)、なんだか今までよりもガッチリ見える体格と、190cmの高身長、鋭い目つきで、しかもイケボ!!(これ大事)びっくりするほど暴君がハマってるのー!
しかし、そんな王様役のイ・チェミン25歳に対して、ヒロイン役は相変わらず可愛らしい少女時代のユナちゃん35歳、王様の妻カン・モクジュ役のカン・ハンナ36歳、王様の幼なじみのトスンジ役オ・ウィシクが41歳って……ってコレ、キャストの年齢違いすぎません???(※2025年10月現在の年齢です)

って思ったら、そうだった!イ・チェミンは、撮影一か月前に急遽降板したパク・ソンフン(ちなみに40歳)の代役だったんだよね。(インスタにAV画像を上げて降板しちゃったパク・ソンフン…そんなことある!?)
でも今になってみれば、もうこれイ・チェミンじゃないと成り立たないというか、逆にパク・ソンフンだったら何が面白かったのかな?と思っちゃうレベルにこのドラマにはイ・チェミンが合ってた。

なんと時代劇初挑戦だったみたいで、1か月前に出演が決まってから乗馬教室とか書道教室に通ったんだって!超短期~!
先輩たちと張り合う堂々とした演技で肝も座ってるし、王様特有の喋り方っていうのかな、すっごい息を吐きながら喋るんだけどこれがまた自信に溢れて素晴らしいイケボだし。4年前からボイトレに通ってたらしいんだけど、え?イケボって生まれつきじゃないの?ボイトレで作れるものなの?(そういえば、イ・ドヒョンもボイトレで声を低くしたとかそんなこと言ってたな)

演じていた王様は暴君という設定なので、基本は超ワガママで常に上から目線。怒りたい時に怒って、泣きたい時に泣くし、好きなものには貪欲で、やりたい放題~。でもその強烈なワガママさえも、彼の素直さが故に思えてきちゃうカワイイ一面があることも、イ・チェミンが上手に表現してたよね。
イ・チェミンはこのドラマの成功で、次回作からは引っ張りだこになりそう~!

人気のお料理ファンタジー時代劇!
おっと、イ・チェミンの話ばっかりで、肝心のドラマの内容を書いてなかった!
このドラマは、現代で活躍する三ツ星レストランの女性シェフが、ある日突然、朝鮮時代にタイムスリップして、王様専属のシェフになってしまうというファンタジー系時代劇。タイムスリップするシェフのドラマって人気があって、「哲仁王后」とか「信長のシェフ」みたいな感じではあるんだけど、こちらのシェフは女性なのでお仕えする王様とのロマンス要素あり!(「哲仁王后」も女性といえば女性だけど、中身はオッサンだったな…)。

お仕えする王様との間にロマンスが生まれるのか、歴史上の謀反は本当に起きてしまうのか、ヒロインは現代に戻れるのか…などなど、色んな要素が楽しめちゃう比較的軽めで楽しいストーリー展開が魅力。
ちなみに、このドラマの王様のモデルになっているのは、燕山君(ヨンサングン)という歴史上の人物で(ドラマ内では燕熙君・ヨンヒグンとして描かれています)、朝鮮王朝第10代国王(在位期間1494年~1506年)で、圧政を行って政治的混乱に陥らせた朝鮮王朝最悪の暴君として知られている人物なんだそう。

そして最大の見どころは、1話ごとに登場する韓国らしい素敵な料理たち!ヒロインのジヨンが、当時の食材に現代フレンチの斬新なアレンジを加えて色鮮やかに作り出すシーンはまるでショーのようで、お料理ドラマとしても十分楽しめちゃうはず!美味しそうなメニューが多すぎてかなり飯テロなドラマでもあるので、深夜の視聴はお気を付けをw

演出を担当したのは「星から来たあなた」のチャン・テユ監督。「根の深い木」「ホン・チョンギ」「夜に咲く花」と時代劇不敗神話を持っている監督さんなんだけど、今作でも見事に結果を残していて、韓国国内では最高視聴率17.1%を獲得。Netflix配信でも、非英語テレビ番組で1位など世界中で大ヒットを記録中だよ。
時代劇に慣れている俳優さんがたくさん出てた印象で、ベテラン揃いで安定感のある助演陣はみんな良かったし、ついでに私の好きなカン・ハンナも悪女役で出てたし(w)、満足感の高い演出だった。

ストーリーが入ってこないw
しかし個人的にはあまりハマれなかったのよ~。
いや、ちょうど見てた時期にちょっと胃が弱ってたのもあるんだけど(はい、言い訳です、スミマセン)、「食べてみたい!」「作ってみよう!」と思うような料理が私にはあんまりなかった…かも…
momoruruこの続きはネタバレありますのでご注意を~
まずシジミの味噌汁の清涼感ってなに?ってなったところから違和感が始まって、作ってからかなり時間経ってから提供されてる味噌パスタとか、胃が弱ってる時の鶏肉たっぷりスープとか、天かすで包まれた薄い牛肉の油たっぷりトンカツとか、なんだか見ていて「ううう…」となる料理がちょいちょいあって、なかなか入り込めず…。(素材そのままのさっぱり味が好きな私。全然グルメじゃなくてごめんなさい!)

明とのお料理バトルに至っては、尺が長すぎて撃沈…。
そもそも朝貢貿易っていう、朝鮮にとっては国益に関わる大事な交渉を、料理対決で決めるなんて信じがたいんだけそさ。とにかく明の火夫(料理人)がね、上司である高官にめっちゃ逆らうのよ。ぜーんぜん従わないばかりか、高官の話遮ったりするし。いやいやいや…時代考えてー。即刻、粛清されますよ??(最後まで生きてたけど)
しかも、せっかく5日くらいかけて朝鮮 VS 明で料理バトルしたのに、王様が明の高官に頭突きして全部台無しに~!?

フュージョン時代劇なので文句を言っちゃいけないけど…これはファンタジーだって自分に言い聞かせたけど…なんかノリが軽いのっ!軽すぎるの~っ!
終盤でもそうなんだけど、お母さんの復讐のために生きて来た王様が、遂にお母さんを殺したのはお祖母ちゃんの指示だと知り、復讐のためにお祖母ちゃんに剣を振りかざす悲しいシーン。そこで彼の暴行を止めるためにヒロインのジヨンが「ビビンバ作ってくれるって言ったじゃん」って言って説得するのは、理由としてあまりに弱いと思うんよ~。

さすがにそれでは止められず、そこでジヨンが「あ、そうだ!ボケてしまったおばあちゃんにチョコ食べさせれば、なんとかなるかも!」って思って、おばあちゃんにチョコあげるんだけど…い、いや、それではなんともならんやろ~? って思ったのに、なんとかなるんかーい!!w(なんで?ww)
チェサン大君と王様との最後の決闘シーンでも、王様が自分のために命がけで戦ってるときに、ジヨンが読書を始めたので私はめっちゃ驚いたぞw

とまあビックリ現象が多すぎて、ストーリーが入ってこなかったのが敗因かも。ファンタジックでアニメっぽいというか、私が想像してた時代劇ラブコメよりだいぶ軽かったのよね。
でも、気味(毒見)役の尚膳の人の顔芸はめっちゃ面白かったし、王様たちのオーバーリアクション過ぎる食レポが度を越していて(参鶏湯食べたら鳳凰が飛んだりすんのよw)、これ撮影してる時どんな気持ちなんだろなーとか考えると余計におかしくて笑ったw

王様のどこに惹かれたのかな?
それからずっと気になっていたのは、ジヨンは「未来に戻らなきゃいけない」ってずっと言ってるんだけど、戻る方法なんて無さそうなんだよね。望雲録があれば帰れるかも?しれないだけで、そもそも望雲録が見つかってない。
この場合だったら、生き残るためには腹を括ってこの時代に馴染んだほうがいいような気がするんだけど。頑なに「未来に戻るので」と言えちゃうジヨンの気持ちがいまいち理解できなくて、時空を超えた恋愛をする彼女の中の葛藤があまり感じられなかった。その描写があればもっと切なくて面白いラブコメディになりそうなのにな~。
そしてね、エンディングで王様が現代に来ちゃって(もう、来れちゃった理由はなんでもいいんだけどさ…ファンタジー過ぎて諦めたw)、そこで私ははたと気が付くわけですよ。

あれ?
彼って朝鮮時代は王様で権力者だったけど、現代に来ちゃったら全然生活能力なさそうだな、ってことにw
つか、絶対まともに働かなさそう。
ほらー、またこれ「ハベクの新婦」のパターンじゃーん。愛する男を養わなきゃいけなくなる予感だよw
そもそもさ、朝鮮時代は、彼が王様だったから彼に料理人として女性として認められることにメリットがあったはずで、もしかしてそのせいで、言い寄られても嫌じゃなかったし、好きになったったのかな?っていう不安もなくはないと思うのよ。人間だものー。
朝鮮時代は、ワガママに見えるほど素直な王様ではあったものの、現代では、素直に見えるけどワガママな普通の男になりうるわけで。こうして一切の権力を失ってみると、ジヨンが彼に惹かれる理由がなんなのか、私には説明できないかもしれなーい。

というわけで、イ・チェミンにはすっかりハマったんだけど、びっくり現象が多発するストーリーがさっぱり入ってこなくて、得意なラブコメジャンルにも関わらず結構苦戦したドラマだったなあ。ヒット作ということですごく期待してたのに、私だけハマれなくて悲しい気持ち。こんな時もあるよね…。
あ、そうそう、謎多き役者コンギルを演じてたイ・ジュアンのインスタを見つけたのではっておきまーす。コンギル、めっちゃオイシイ役だったな!
OST
ホ・ガクの「있어줘요(Stay with Me)」 は良かった!




momoruru「物事の端は見えにくいもの、眠る時は閂をしっかりかけるように」が壮大な謎かけかと思って頑張って考えてたのに、頭文字ってそんな簡単なw 普通に言ってよww

