このドラマのPPL(間接広告)でもいっぱい出てくる韓ドラおなじみのコーヒーキャンディ「KOPIKO」。
どんな味なんだろう?ってずっと気になってて、スーパーで見かけたので試しに買ってみたら普通にハマっちゃって、めっちゃ買って食べてるんだけど、すごい広告効果あるね~w(あ、やっぱり舐めただけでは目は覚めなかったけどね)
コーヒー味と、カプチーノ味があって、コーヒー味は結構ビターで大人向けな味わいなんだけど、カプチーノ味はミルクが入っててまろやかでとってもオススメ。
で、買ってから気付いたんだけど、KOPIKOって韓国のメーカーじゃなくてインドネシアのメーカーらしいよ。ジャワコーヒーなのね。
作品情報
- 邦題:エスクワイヤ
- 原題:에스콰이어: 변호사를 꿈꾸는 변호사들
- 英題:Beyond the Bar
- 放送:2025年
- 話数:12話(1話約70分)
- 日本国内配信:Netflix(2025.9現在)
予告編
あらすじ
評価(momoruruが勝手に採点♪)

総合評価 93点
訴訟の中にある「愛」を丁寧に描いた法廷ヒューマンドラマ。
恋愛、親子愛、夫婦愛、他人への愛…様々な愛の傷を癒そうとする弁護士のお仕事って尊いな~!と思わせてくれる素敵ドラマ。
ロマンス要素少な目で、そんなに得意なジャンルではなかったけど(w)、脱落ポイントの少ない良作だった。
感想
ヒューマン系の法廷ドラマ
「エスクワイア」とは、アメリカで弁護士を指す敬称なんだそう。そんなタイトルが付いたこちらのドラマは、大手ローファームを舞台に、訴訟の中にある「愛」を丁寧に描いた法廷ドラマ。
主人公は、イ・ジヌク演じる韓国有数の大手法律事務所ユルリムの訴訟チーム長でありパートナー弁護士ユン・ソクフンと、チョン・チェヨン演じる訴訟チームに配属されたロースクール主席の新人弁護士ヒョミン。
ソクフン率いる訴訟チームに配属されたヒョミンが、弁護士としての理想と現実の間で葛藤しながらも、ベテラン弁護士ソクフンやチームの仲間たちと共に成長していく姿を描いたヒューマン系のお仕事ドラマです!

舞台は巨大なローファームなので所属弁護士の数が多いし、さらには各話ごとに色んな依頼人が出て来るので、登場人物はちょっと多め。人物相関図が手元にあったほうがいいかも。
助演には有名な俳優さん女優さんが多くて分かりやすくはなっているものの、コ代表の息子とその仲間たちが結構似てるから…私は時々迷子になったよw
引用元:JTBC「에스콰이어」
法廷ドラマにいっぱい出て来る、アソシエイトとかパラリーガルとかいうカタカナな肩書も混乱しがちなので、こちらで一旦整理するのでご参考までにw(法律事務所によって制度は違うけど、一般的にはこんな感じらしい)
「パートナー弁護士」 | 法律事務所の共同経営者。一般企業でいう役員クラスの弁護士。「代表パートナー」「シニアパートナー」「ジュニアパートナー」などに分かれている場合もある。 |
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「アソシエイト弁護士」 | パートナー弁護士の業務を補助する弁護士。パートナー弁護士の指導の元、リサーチや書類作成、打ち合わせなどの実務を行う。「ジュニアアソシエイト」「シニアアソシエイト」に分かれている場合もある。 |
「パラリーガル」 | 法律事務職員。弁護士資格はないものの、法的な専門性の高い事務業務を取り扱う職種。 |
裁判の中で見せていく多彩な「愛」
ロマンス要素は少なめなんだけど、それよりももっと広い意味での「愛」を丁寧に描いているのがこのドラマ最大のポイント!

新人弁護士ヒョミンがソクフンに語った、訴訟チームへの志望動機はこんな感じなんだけど…
「人はそれぞれ異なる愛し方をします。
異性愛、同性愛、母性愛、無性愛、兄弟愛、友情、人類愛、自己愛…
それにより傷つき訴訟を起こします。
極限の中、最後の手段として法に頼り、幸せになると信じてます。
彼らの力になりたいです。
面白そうだから。」
彼女の言葉の通り、訴訟チームの弁護士たちが裁判の中で追い求めているのは多分「依頼人の幸せ」だと思うんだよね。

このドラマの裁判は、痛快な勧善懲悪や危険な潜入調査とかを見せる場所ではなくて、依頼人が何を主張して何を認めてもらうのが一番幸せになれるのかについて、弁護士たちが丁寧に掘り下げているのがとても印象的だったの。
裁判に勝つことだけが目的じゃなく、勝っても負けても、あるいは和解しても、その先に続いていく依頼人の人生を弁護士たちがしっかりと捉えて弁論しているから、見ていて心に響くんだと思う。

実際の裁判って多分まさにこういうことで、裁判をすれば全てが終わるわけではないし、どちらかが100%悪いと決められないケースも多いわけで、裁判というのは、それぞれの人生をすくい上げられる方法を探す場所なのかもしれないなあ。
そう考えると、弁護士というのは、優秀で弁が立つことは当然必要だけど、それだけじゃなくて、弁護士としての倫理観や正義感がとても大切なんだろうなあ。

この続きはネタバレありますのでご注意を~
10話でヒョミンが「より良い社会のための判決を」っていう言うシーンも好きだったし、離婚裁判で判事からの判決後のコメント(付言)もグッと来るものがあったし、法律はあるけれどそれ使って裁くのはあくまで人間だものね。

弁護人から「嘘はダメだけど黙秘はOK」って助言してるのとか、裁判そのものの内容よりも社会の雰囲気として判決が決まっていくことを示唆してるのとか、すごくリアルだなーと感心しちゃったんだけど、なんと脚本家は現職弁護士だそうで…裁判のリアルな描写には納得~!
気が短すぎてちょっと心配w
筋の通った脚本でほぼ引っ掛かるポイントのない良作だと思うんだけど、個人的には上司ソクフンのキャラクターに今一つハマれなかったかも~。
というのも、序盤ではこの人自体が未完成なんだと思う。ヒョミンやチームの仲間との交流を経て、社内抗争や離婚の葛藤を乗り越えて成長していくっていうキャラクターなんだろうね。
でも、それにしたって「ん?」と思うポイントが結構あって…コ代表からソクフンに「代表を譲りたい」という話が出た時に、自分は沈みかけの泥船になんか乗らないぜと言っておきながら元上司クォン・ナヨンを推薦して船に乗せちゃうあたりも…まあ彼女はカリスマっぽいので彼よりも適任なんだろうけど。(しかしキム・ヨジンの弁護士役は「ヴィンチェンツォ」の検事役が思い出されちゃってちょっと震えたw )

元妻への執着もなかなか濃いめで…香水作ってもらって愛用してるし、再婚相手と出くわすの分かってて犬を共同で飼ってたり、離婚して今は別の家庭にいる元妻に「過去の俺たちのあれは愛だったんだよ」みたいなことをわざわざ言いに行ったりするのもちょっと怖かったし、「そういうとこやぞ」とは思った。奥さんちゃんと聞いてて優しいよ~。
法律では裁ききれないジレンマを抱えた後輩ヒョミンに対して、それでもやっぱり法律の中で解決するんだよ、みたいなアドバイスしてたのに、自分は防犯カメラの死角で愛犬を虐待した犯人をボコしてたりするのも…ちょっと心配よ。

後半ではそんなソクフンも徐々に穏やかな表情を見せるようになっていったし、後輩の家族を気遣ったり、後輩に頼ったりもするようになって、一匹狼から信頼されるリーダーになっていく姿が頼もしかったね。
ヒョミンとのロマンスはありそうでなさそうな感じで終わったけど(恋愛というよりも人類愛って感じよね?w)、ソクフンをいつもニコニコ笑顔にさせてくれるような相手が見つかるといいなー。

そこに愛はあるんや!
終盤になると、序盤からずっと描かれてきたヒョミンと母親との確執や、ソクフンと元妻との確執には、実は本人たちが知りえなかった話があるんだよってことが分かっていくんだけど…。そこにちゃんと愛があったんだってことが分かる場面がすごく好きだったー!
ヒョリンの母親がどんな気持ちでヒョリンの姉を手放したのか、ソクフンの元妻がなぜ中絶した理由を話せなかったのか、想像以上のストーリーがあって思わず泣いちゃったし、最後まで「愛」にあふれたドラマだった。

最後のシーンで、ヒョリンが今までの裁判を振り返っていたナレーションが良かったので書き留めておきまーす。ヒョリンにとって裁判はやっぱり愛によってできた傷を癒す場所なんだろうね。
「男女の間の愛、
子を想う親の愛、
親を想う子供の愛、
夫婦の愛、
他人に対する愛、
多用な愛のカタチがある。
その愛とともに生まれる傷を理解しどう癒すかを教えてくれて感謝しています。」

OST
ストーリーを真剣に見てたせいなのか、あまり印象に残らなかいOSTだったけど(スミマセン)2曲だけご紹介~。
KIMMUSEUM「Quiet」
d.ear「Lean into me」







ちょいちょいイ・サンヨプが出て来るのが超絶気になるんですけどw