ここ数日、スンミンの歌う「フィナーレ。」を聞いてるよー。
eillのカバーなんだけど、スンミンの声も好きだけど曲もイイ!今度カラオケで歌えるように練習しとこっとw
さて今日は久々に私の中で大ヒットだったこちらのドラマの紹介です。いや、ほんとロスになるほどハマったw
作品情報
- 邦題:Mr.プランクトン
- 原題:Mr. 플랑크톤
- 英題:Mr. Plankton
- 放送:2024年
- 話数:10話(1話約60分)
- 日本国内配信:Netflix(2025.6現在)
予告編
あらすじ
評価(momoruruが勝手に採点♪)

総合評価 97点
2人の感情をあれこれ想像したら切なくて…
第1話から既に泣いてたラブコメディ。
ストーリーの構成も人物設定も面白かったし、こんなに悲しいお話なのに最後は温かい気持ちになれちゃうところがホント凄い!
強引に迫ってくるウ・ドファンがめちゃくちゃカッコイイよw
感想
乱雑な展開が心の琴線に触れまくる
このまま終わらないで…って思ったドラマ久しぶり!
実はこのドラマを見てた時、家の中の工事してたんだけど、それにも関わらずめちゃくちゃ泣けからね。言いたいこといっぱいあって今日は感想が長くなっちゃうかも!?
乱雑なコメディのようでいて心の琴線に触れまくるこのストーリーが私にはドンピシャで、とにかくこの脚本大好き~。それもそのはず、私が愛してやまない「サイコだけど大丈夫」と同じ脚本家チョ・ヨンの作品なんだって。この人の書く話、ほんと私のツボ。
そして監督は、「ディア・マイ・フレンズ」や「彼女の私生活」、「未成年裁判」で知られるホン・ジョンチャン監督。抒情的で美しい撮り方も好きだったな。
ストーリーをざっくり言うと、名家の息子との結婚式当日に元カレに強引に拉致されたヒロインが、元カレの実の父親を探す旅に出るという…どこから突っ込んでいいのか分からないほど斬新な設定w しかし、行き当たりばったりにも見える登場人物たちの行動には、実はちゃんと理由があって…、彼らの現実が紐解かれていくにつれて雪だるま式に切なさが増えてっちゃうヒューマンドラマだよ。刺さる人はきっと涙腺崩壊しちゃうはず。
めくるめくコメディのようなやりとりとテンポの良い会話の中に、意外にも深いロマンスや、親子の愛情、淡い友情なんかのキラキラしたカケラが詰まってて、それが私の心の弱いとこをグイグイえぐってきたわー。余命僅かな登場人物がいるので泣ける設定ではあるんだけど、それ以外の涙腺崩壊ポイントもいっぱいあって、第1話からずっと泣いてたかも。
そして私がこのドラマで一番好きなところは、避けられない死や別れという辛いテーマを描いているのにも関わらず、見終わった後に残るのが「悲しみ」じゃないってところ。このドラマの中には、人生の問いに対する答えもないし、格言みたいなのもなかったけど、「それでもみんな、明日も笑って生きていくんだろうな」っていう温かい希望が見えた気がして、あんなに泣いたのに実は癒されたストーリーでもあったの。
綺麗なストーリーではないので、好き嫌いが分かれるタイプのドラマかもしれないんだけど、刺さる人にはがっつり刺さる内容だと思うので、ぜひ一度挑戦して欲しい作品だよ。
ワイルドなドファンが好み過ぎて!
そしてこれ、ほんとウ・ドファンの良いとこしか出てないドラマだと思うのよ。
ぶっちゃけ王子様タイプではないし、俳優とは思えないほど鍛えてて体の幅もすごいし、好みの分かれる俳優さんかなー?とは思うんだけど、この役はめっちゃワイルドで強引でセクシーで、ハマり過ぎててとにかくカッコ良かった!

ちなみにみなさん、ウ・ドファンってどのドラマで知りました?
私、初ウ・ドファンがよりによって「ディヴァイン・フューリー/使者」の闇の司教役で。もー、怖いのなんの。注目の俳優さんとは聞いてたけど、後半ほとんど妖怪みたいな感じだったし…強烈な第一印象だったんだよねw
私ムキムキ系の人は割と苦手だから(パク・ヒョンシクとかキム・ヨンデとかザ・王子様がタイプよw)ちょっと守備範囲外だわーって余裕こいてたら、その後めっちゃウ・ドファンにハマってしまい…好きな俳優トップ5に入ったこともw
私がなぜこんなにウ・ドファンが好きかというと、それはめちゃくちゃ声がイイから。声の低さも良いんだけど、喋り方が甘くて素敵なの~。全然声を張らずに優しく喋るんだけど、文節の区切りでちょっと声の高さを上げるの好き!(声フェチですみません)
あとね、なんかちょっと恥ずかしそうな笑い方するんだよ。まだ世慣れていない感じがして、妙にリアルでドキっとしちゃう!(といってもこの人、既にかなりのベテランなんだけどねー)
<そしてウ・ドファン、やはり今回も脱ぎちらかしてます~!
「私の国」の水浴びシーンで初めて彼の裸体(あ、上半身ね)を見た時は、あまりのムキムキさに二度見するレベルでびっくりしたんだけど、筋肉ムキムキドラマ(?)「ブラッドハウンド」を経て、私もう見慣れてきたよ!w
もしや本人も脱ぎ慣れた感があるのか、今回のドラマでは間違って脱いじゃって「キャハ」とかじゃ全然なくて、脱げるチャンスがあれば自らガンガン脱いでいくスタイル!?もう脱ぐことに何のためらないもなくなってるウ・ドファンがいたねw なんならパンイチでフレームインしてくるときあるよw どうなってんのコレww

とりあえず、ウ・ドファン好きにはたまらない内容となっておりましたことを報告しておきます!
想像が物語を深くする!
このドラマ、それぞれの感情や事情がすぐには分からないように作られてるのがすごく面白くって、ヘジョがジェミに何を求めてるのか説明のないまま拉致されちゃうし、ドラマ冒頭から登場してた大家ボンスクとヘジョの関係なんて明らかになるの後半だしね。
説明もないまま目まぐるしく状況が変わっていって、いろんな可能性を考えながら見なきゃいけないから大変なんだけど、そのぶん想像もドラマティックに膨らんでくし、膨らんだ想像にも応えてくれる展開がちゃんと待ってるから、こちらの感情も乗りやすかった気がする。


この続きはネタバレありますのでご注意を~
それから人物設定と感情の描写が上手いと思うんだよね。
ストーリーは、しょっぱなから状況的には完全にジェミの二股なんだよね。ジェミは早期閉経の事実を隠したまま婚約者フンと結婚するつもりで、決してそれを諦めたわけでもないのに、ヘジョとの逃避行を続けていて、途中からは逃げることもやめて、なんならキスまでしちゃったりして(目瞑ってますけどw)、無人島での三角関係っていう超特殊展開までww
普通に考えれば「ん?これ二股じゃない?ジェミずるいんじゃない?」て思うはずんだけど、なぜかそこになーんの違和感もない。
というのも、婚約者はどこか抜けてる随分年上なおじさん(w)だし、元カレは傍若無人だけど余命僅かだし、ヒロインは堂々と2人とも大事にしちゃうしで、罪悪感が生まれないギリッギリの絶妙なバランス!ジェミがちょっとでも不穏な発言をすれば、すぐ崩壊しちゃうような危険なバランスなんだけど、なんだか筋は通っている気がしちゃう。

オ・ジョンセを起用してるのもほんと良かったのよ。自暴自棄な破滅的セクシーキャラのヘジョの方が、ビジュアルも圧倒的にカッコイイんだけど、フンという愛すべきマザコンおじさんをキモくないギリギリのラインで演じてて。なんだかんだ「フンならジェミを幸せにできるかもしれない(ごめん私、最初はお金目的かなって疑ってたw)」って期待させてくれるオ・ジョンセのキャラ作りも面白かった。
散漫にも思えたストーリーが結末に向かって足並みをそろえてくるのもこのストーリーの凄いところで、それぞれがバラバラの思惑で動いてたはずなのに、最後にはみんなで顔を合わせちゃったりして。なんの接点もなかったボンスクとフンママが一緒になって「うちの子を返せ」ってジェミを責めたりするのも、全部の鍵がカチっとハマった気がして面白かったな。
予想外の大団円エンディング
ただ私的にちょっと残念だったのは最終話…。
ここまで、複雑なストーリーを現実感を保ちつつ綺麗にまとめてきたのに、最後だけリアリティを犠牲して強引に円満エンディングに向かう感じがしたのよね。私は大団円な流れがあんまり好きじゃないのもあって、そこだけちょっと残念。
ジェミがお母さんに会う意味もよく分からなかったし(演じてるイ・ユミとイ・サンヒが想像以上に似てて「あれ?ほんとの親子?」てなったw)、ジェミを捨てた後のヘジョの車にフンが乗ってるの妄想だと思ってたし(どこで拾ったんだろ)、ヘジョの育ての父との和解も夢の中かと思うほどイージーモードだったし(高所作業車とか絶対夢よね?)、エンディングのジプシー生活が思いのほか長くって(資金は?鎮痛剤は?)、これはヘジョの幻想の描写なのかな?て思うくらいリアリティなかったような…。
思い起こせば「サイコだけど大丈夫」も前半はぶっちぎりに良かったのに、後半で盛り下がっていったんだよなあ(個人的感想ですが)。サイコ同様に、最初の勢いで最後まで走り切れば私の中では100点だったのに~!
まあ色々あったけどもね、見終わってから振り返ってみれば、結局ヘジョのお父さんも見つからなかったし、ジェミの誕生日も分かんなかったし、フンは家を出て登山系YouTuberになっちゃったし、多分ドラマを見ていた私たちも、何か明確な答えを得たわけじゃないと思うんだよね。
ただ、手違いで生まれてしまったヘジョの人生は不運の連続だったけど、でも彼の人生があったからこそ、彼を愛した人たちが自分自身を見つめて、明日へ踏み出して行けたわけで。プランクトンのように食物連鎖の底辺にいる生物にだって生きる価値があって、星が無くなった後もその光はまだ存在し続けるように、愛する人の人生を照らし続けていけるんだよ…というお話だったのかな、なんて思ったな。
最終話以外はすごく好きな流れだったし、最終回だって結局めっちゃ泣いたし、なにより強引なウ・ドファンめちゃくちゃ素敵で惚れ直したので、久々にクリーンヒットしたドラマだった。
韓ドラファンのみなさま、これは必見なやつですww
OST
ストーリーのインパクトが大きいので見逃しちゃいそうになるけど、映像にも音楽にもかなりこだわりを感じたこのドラマ。特にエンディング曲が毎回変わってたのは珍しかったんじゃないかな。
全ED曲リストはこちら↓(私調べなので間違ってたらごめん)。
- EP.1 ママス&パパス「California dreamin’(夢のカリフォルニア)」
- EP.2 パク・ジュナ「Smile」
- EP.3 パク・ジュナ「The Town」
- EP.4 チェ・ジョンイン「Snow」
- EP.5 ママス&パパス「California dreamin’(夢のカリフォルニア)」
- EP.6 キム・ヨンジョン「If I Could Be Together」
- EP.7 パク・ジュナ「Sailor O」
- EP.8 ママス&パパス「California dreamin’(夢のカリフォルニア)」
- EP.9 ママス&パパス「California dreamin’(夢のカリフォルニア)」
- EP.10 パク・ジュナ「The Town」
いきなりの「California dreamin’(夢のカリフォルニア)」にはびっくりしたけど、このドラマってロードムービーっぽいからか実はすごく合う!そして見て分かるように、パク・ジュナ率がめっちゃ高いっ!お気に入りなんだろうな。
ではそんなED曲も含めた中から何曲か紹介していくよー。
まずはチェ・ジョンイン「Snow」。この人「私の解放日誌」でもOSTに参加してた人かな。
この曲を聞くと、あの美しくて悲しいエンディングが鮮明に思い出されるはず…!!(聞くと泣きそうw)
今にして思うとアレよね、オープニングでエンディングの映像が入るの良かったよね。あれがなかったら、心の準備できなくて辛過ぎたかも。
続いて、キム・ヨンジョン「If I Could Be Together」。讃美歌みたいな、心洗われる曲。
そしてパク・ジュナの「Stay(Away)」。放浪の旅のテーマっぽい。「California dreamin’(夢のカリフォルニア)」と同じ悲しさのある曲だなあ。
最終回のエンディングを飾ったこの曲は必聴。パク・ジュナの「The Town」です。

ユン・ヒョンスを見るたびに顔のつくりも体つきもウ・ドファンにそっくりだよって言ってるけど、セクシーさでは圧倒的にウ・ドファンの勝利だなと思った!





