韓国映画「勇敢な市民」の作品情報・あらすじ・感想

アクション

梅雨入り前だけどぐんぐん暑くなってきてるねー!
そして暑くなってきて薄着になる日が増えると毎年思うこと。
「痩せたい…」
CMに影響されて特茶を飲み始めたけど、果たして効果はあるのかなー?

さて最近はポイント消化にいくつか映画を見てたのでササ~ッと紹介していくよー。

作品情報

  • 邦題:勇敢な市民
  • 原題:용감한 시민
  • 英題:Brave Citizen
  • 公開:2023年
  • 上映時間:112分
  • 日本国内配信:有料配信 U-NEXT399円(2025.5現在)

予告編

あらすじ

元女子ボクシング選手のソ・シミン(小市民、シン・ヘソン)は、正規雇用のために、上司のセクハラにも耐え、長いものに巻かれて面倒な事も見て見ぬふりをして生きている。

しかし、シミンの務める学園には、教師も警察も手出しが出来ないまま、学園を暴力で支配する凶悪な生徒スガン(イ・ジニョン)がいた。

ある生徒に対するスガンの執拗なイジメの実態を知ったシミンは、遂に我慢の限界を超え、猫のマスクで顔を隠してスガンに殴りかかるのだが…

元ボクシング王者の主人公が、卑劣な生徒に怒りの拳で裁きを下す、WEB漫画が原作の痛快な学園アクションコメディです。

評価(momoruruが勝手に採点♪)

momoruru

総合評価 85点

すっかりカッコイイ姐さんのイメージが付いた気がするシン・ヘソンと、悪役もバッチリ似合うイ・ジュニョンが、取っ組み合って殴り合う豪快な学園アクション!
シン・ヘソンのまるでバレリーナのように美しいカカト落としに惚れ惚れ~w

感想

既視感のあるキャスティング?

一見パっとしない非正規雇用の女性教師には裏の顔があって、実は仮面をかぶって正義のために戦う元ボクサーだった…!というシン・ヘソン&イ・ジュニョン主演のアクションコメディ映画。

イジメの描写が過激なので注意が必要だけど、主演も助演も実力派揃いの盤石なキャスティングだし、敵か味方かが分かりやすい勧善懲悪のストーリーなので、安心感は抜群。

清純そうな女性教師が実は元ボクシング選手という設定の面白さはもちろん、凶悪で手の付けようがないセレブ男子高校生の演出が上手かったので、見ている側も徐々にフラストレーションがたまっていって、最後に待っている爽快なエンディングを楽しめる設定になってた!

ただ、普段から韓ドラを見ている私としては、シン・ヘソンもイ・ジュニョンも、こういう役が多すぎるような感じはちょっとしたかも~。

特にシミンを演じたシン・ヘソンはここ数年「哲仁王后〜俺がクイーン!?」「生まれ変わってもよろしく」「サムダルリへようこそ」と ” 強い女 ” の役が続いてるので、もはや全部同じキャラかな?ってくらい既視感強かったかも。(「私のヘリへ」は未視聴なんだけど今度はどんな役なんでしょう)シン・ヘソンって演技が上手いだけじゃなく、モデルのような高身長でスタイルの良さも魅力なので、こういうカッコイイ役に選ばれがちなのかな。

今回はアクション初挑戦だったそうで、6ケ月にわたるトレーニングを積んで撮影に挑んだそうで、長い手足を使った豪快なアクションは見ごたえアリ。でもふいに足だけ見るとやっぱりモデルみたいに細くて華奢な綺麗な足で…この足首で果たして格闘技できるのか?と疑問に思ったりはしたけどw

スガンを演じたイ・ジュニョンも「D.P. -脱走兵追跡官-」や「マスクガール」など悪役の印象はまだまだ強めなので「わー、JUNくんまた荒れてる役なの~!」ってちょっと思っちゃったんだよね。でも彼は悪役から財閥からドMに至るまで、ほんとに多彩な色んなキャラを演じてるんだよなあ。アイドル出身の高身長イケメンのはずなのに、もはや演技が上手すぎて演技派俳優のポジションな気がするし、今回の演技も凄みがあって良かった!

そんなわけで主演のキャラにはやや既視感強めではあったものの、やはり2人とも演技上手いしハマり役ではあったので、必然のキャスティングだったのかもー。

負けは見えている試合…

しかしこの映画では私が醒めたポイントが1つだけあって…

momoruru

この続きはネタバレありますのでご注意を~

終盤の見せ場なんだけど、遂に猫の正体がシミンだってスガンにバレて「じゃあ次の学園祭のリングで勝負だ!」ってなるところ~。

だってスガンって、あの人ゼッタイ変態サイコパスでしょ~?
人が痛めつけられて悶える姿を見るのが楽しいだけなんじゃないの~?
だから止められなくて厄介だったんじゃないのか…

猫ちゃんとの殴り合いではスガンが負けてたけど、猫がシミンだと特定できた以上、人とか道具とか色々使えば確実にシミンに勝てるわけで、彼女を痛めつけるのなんて簡単なこと。

そんな人が正々堂々とリング上がるかなあ~?って思っちゃった。

リングに上がる理由について「試合なら殺しても罪に問われないから…」みたいなことは言ってたけど、公式戦でもなければルールもよく分からん試合で相手を殺したら多分罪には問われるよね。それにスガンってシミンを痛めつけたいだけで、殺したいわけじゃなさそう(というか殺したら痛めつけられない)。

そもそもスガンは警察上層部と癒着してて罪に問われないって設定なのに、法に則って殺そうとする意図が分からなかった。真っ向勝負では負けるの見えてるのに~。

とはいえあの試合が最大の見せ場なわけで…リングに上がる理由に説得力がもっと欲しかったかな。

そんなわけで後半ウーンて思いながらの視聴にはなったけど、なんだかんだシン・ヘソンとイ・ジュニョンの演技とアクションが楽しかった映画でした~。WEB漫画らしい振り切ったストーリーもファンタジックで映画らしくて良かったw

momoruru

韓国語でも「猫を被ってる」っていう表現はあるんでしょうか。

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