配信年:2025年
全11話
配信:Netflix独占配信
脚本:キム・ジナ
原作:「タングム 黄金を呑む」チャン・ダヘ
オススメポイント
失踪していた、ホンラン(イ・ジェウク)が12年ぶりに記憶を失った状態で戻ってくるが、異母兄弟のジェイ(チョ・ボア)だけが彼の正体を疑いながらも、少しずつ心を通わせたていくというストーリー
失踪事件と謎の怪物の存在などが絡んだ、ミステリーロマンス時代劇
ミン商団をめぐり後継者争いや、さまざまな登場人物の愛憎劇などが、視聴者の想像を引き立てる
イジェウクの、洗練された素晴らしい殺陣も見どころの一つ
予告編
簡単なあらすじ(ネタバレなし)
シム・ホンランが突然姿を消してから12年、自分はホンランだという青年が現れる。あらゆる手を尽くして調べた結果、本人の可能性が高いと判断されるが、シム・ジェイは簡単には受け入れられず…。
引用元:Netflix公式より
主な登場人物
シム・ホンラン(演:イ・ジェウク)

ミン商団、息子
記憶を失っている
12年前に失踪していたが、戻ってきた
シム・ジェイ(演:チョ・ボア)

ミン商団、娘
ホンランとは異母姉弟
戻ってきたホンランを本物かどうか疑っている
シム・ムジン(演:チョン・ガラム)

ミン商団、大行首(商取引の責任を負う人)
養子としてミン商団に引き取られる
ジェイが兄として慕う
シム・ヨルグク(演:パク・ビョンウン)

ミン商団、大房(商団の長)
ホンランとジェイの父親
ミン・ヨニ(演:オム・ジウォン)

ミン商団、先代の娘で実権を握っている
ホンランの母親
注意!私的ネタバレあり感想
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記憶喪失&疾走ミステリー
「本当に私の弟なの?」という疑問から始まる、記憶喪失&疾走ミステリーに恋愛要素がじわっと絡んでいて、斬新で興味を惹かれた
主人公ホンランが(イ・ジェウク)12年ぶりに現れて「オレ、この家の息子です」と言い張り、「記憶はないけどね」と違和感バリバリ…。弟をずっと探していた姉のジェイ(チョ・ボア)だけが、「弟ではない!」と納得しない
この設定がすごく興味を惹かれたし、どう展開していくのかハラハラドキドキしてみていた
伏線とキャラクターの矛盾
結局、ホンランはジェイの弟ではなかった件
ホンランは記憶を失っているとされながらも時々家族のことや過去の出来事について詳しく知っているような発言をしていて、私はギリギリまで本物の弟だと思っていた(まんまと騙されていた)
これから姉弟の禁断の恋が始まるのか?と思っていた
視聴者をうまく誘導していたと思う
絵師の件
いかにも怪しい偽物の絵師を登場させて、スケープゴートのようにしていた
ホンランが探していた絵師は左ききで、
偽物も左きき
本物の絵師(キム・ジェウク)は、絵を描くときは右で、刺青の時は左
というミスリードを誘う矛盾の演出があって手が込んでいた
ただ、それでも絵師はキム・ジェイクしかありえないでしょと騙されなかったけどね笑
しっくりこない母親の件
この物語の中で1番の悪だった母親ヨニ
自分の事しか考えず、悪の限りを尽くしてきたが、結局生き残ったのは解せない
1番に天罰が下っても良さそうだけどね
そしてヨニを恨んでいたはずの祈祷師が、ラストにヨニの世話をしていたのはなぜだろう
全てを失って弱っていくヨニを見届けたいとかかな?
全て知っていた女中
(本物の)ホンランが亡くなっていると知っていた女中の心中をお察しします笑
ホンランが本物だと認定された時、どんな気持ちだったのか?
ホンラン(イ・ジェウク)に対する接し方が、ちょっと挙動不振だったもんね笑
偽物だと言い出せない罪悪感と、これで罪を逃れられるかもしれないという安堵感…どちらにせよすごいストレス溜まりそう笑
なぜか、ハマれなかった
、
キャストよし、原作良し、映像美素晴らしい、イジェウクの殺陣も最高、Netflixで、スタジオドラゴン
いい要素がこれでもか!と満載なのになぜかハマらない
りおなりに考えてみた
ストーリーに意外性が足りなかった
ホンランたちの背中に刺青が彫られていて、生きる護符だったのは少し驚いたけど、絵師がキム・ジェウクなのはすぐに分かったから、「ふーん」という感じだった
先、先はどうなるの?ラストが気になる〜とならなかったなぁ
ラブロマンス部分について

メインカップルの二人が、お互いのどこに惹かれたのかが分かりづらかった
ホンランに何度も命を助けてもらったジェイが、ホンランに惹かれるのはわからんでもないけど、弟かもしれないのに、いささか早計すぎやしないか?
ホンランは偽物だと敵意を向けられたいたのに、ジェイのことを簡単に好きになっていてびっくりした
一目惚れかな?自身を犠牲にして人に尽くすところとか?
正直、何もなくても人を好きになっちゃうことあるからわかるんだけど、二人のロマンスパートの掘り下げが少ないので、感情移入があまりできなかった
おかげで、ホンランが亡くなってもあまりダメージは喰らわなくて済んだけどね
個人的な意見として、私はロマンス時代劇だと見ていたので恋愛要素が物足りなかった
イ・ジェウクとチョ・ボアカップルがすごくお似合いで好きだったから、二人が両思いになる前の、少しずつ心を通わせていくシーンがもっとあったら、のめり込めた気がするよね
ただ圧倒的に話数が少ないし、制作側の意図がロマンスメインではないからしょうがない
三角関係だったのジェイの血の繋がらない兄が、執着している時はかなりウザいなと思ったけど、致命傷を負った時我に返って、「己を止められてよかった」と言っていたのがすごく切なかった
ジェイは聡明で、自立していて、めちゃめちゃ美しいもの、そりゃ好きになっちゃうよ、しょうがないよ
キャストが好きな人ばっかりだった♡
イ・ジェウクは素晴らしかったな
「還魂」の時から思っていたけど、韓服が本当に似合うし、殺陣がめちゃくちゃ上手い

色気もハンパないし、チョ・ボアとのラブシーンも眼福でした(ありがとうございました)
チョ・ボアも美しいし、喋り方と声が可愛らしくて大好き
キム・ジェウクの悪役もほんとに最高だった
やってる事は鬼畜で最悪なんだけど、キムジェウクが妖艶すぎて見惚れてしまう
最後に
ホンランを失って、商団を背負っていくジェイが、凛としていて素敵だったけど、切ないね
私は最後までホンランが生きていて登場してくることを願っていたが、ラストシーンの屋根の上でジェイが「アンニニョン」言った時、亡くなってしまったと確信した
(本物の)弟を弔う時に、なんと声をかけたらいいか悩むジェイに「アンニョン」といえばいいとホンランが言っていたからね
切ないけど素晴らしい伏線回収だったと思う
あまり長すぎるのは見るの大変だけど、呑金はもうちょっと話数が欲しかった!残念