配信年：2024年
全4話
Disney＋独占配信
監督・脚本：パク・フンジョン
オススメポイント
韓国で開発された「暴君プロジェクト」という謎のサンプルをめぐり、権力闘争と人間ドラマが交錯する緊張感あふれるアクション、サイエンス・フィクションドラマ
圧倒的なスピード感と先の見えない展開で全く飽きさせない
メインの俳優陣の演技力は、それぞれの役柄に深みを与え、物語の世界へ引き込んでくる
映画並みのクオリティで描かれる映像と、細部までこだわった演出が素晴らしい
簡単なあらすじ
韓国で極秘に進行していたプロジェクトが、米国情報機関に露見してしまった。プロジェクトを廃止しサンプルを渡そうとするが、事態は思わぬ方向へ。これを知った米国側の要因ポールは韓国側に圧力をかけ、サンプルを探すためにプロジェクトリーダーのチェ局長と対面する。一方、事件との関わりが深いジェギョンと、退職したベテラン要員のイム・サンはチェ局長の手下モヨンを追うことになる。最後にサンプルを手に入れるのは果たして誰なのか。そして予想だにしなかった出来事が起きる。
引用元：Disney＋公式より
主な登場人物
イム・サン（演：チャ・スンウォン）
チェ局長に雇われた、凄腕工作員
チェ局長（演：キム・ソンホ）
「暴君プロジェクト」の生みの親の一人
廃棄されないように守ろうとする
ポール（演：キム・ガンウ）
「暴君プログラム」のサンプルを廃棄するよう命じられた、アメリカの組織ヘッド・ワンの要員
チェ・ジャギョン（演：チョ・ユンス）
チェ局長の部下・モヨンに依頼され「暴君プロジェクト」のサンプルを強奪する
注意！！私的ネタバレあり感想
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本当に4話で終わって驚いた
今回全く予習をしないでドラマを見始めたのだが、全然思ったのと違ったお話でびっくり
キム・ソンホくんのサムネしか知らなくて、スーツで神妙な顔だったので、政治スキャンダル的なドラマだと勝手に思っていた笑
そしたら、京城クリーチャーばりの怪物が出てくるから、「あれこれファンタジーだわ」と驚いた
3話まで見たところで「これは絶対4話で終わらないやつじゃん」と思って、SNSで「シーズン2が出てからまとまってから見れば良かった」と愚痴りながら見たら、きちんと4話で終わってめちゃウケた 笑
見事に4話でまとめられていて流石だなと感心した
絶対的正義の持ち主はいない
彼らに道徳と言う文字はない（人を殺してはいけませんとかね）
みんながそれぞれの正義や欲望で動いていて、彼らには彼らなりの真実がある
ジャギョンは、やられたからやり返す（復讐）
イム・サンは、趣味やお金のため（汽車にお金かけちゃったから）
チェ局長は、国のため、大義のため（韓国だってできるという意地？）
ポールは、任務を全うしないと立場が危ういから
ただのお利口さん「口だけの正義」よりはマシな気がする
私的に、チェ局長の暴走を止めようとする（一応）同僚のサ局長が、もしかしたら絶対的正義と道徳をお持ちの方ではないかと読んでいた
目が1番澄んでいたし、（他のみんなは魚が死んだような目をしていたから）特殊金庫の中身もよくわかっていないようだったから
ところがどっこい、ポールと同じヘッド・ワンの手下だった（まんまと騙された）
金庫には何が入っているんですか？みたいなこと飄々と言いやがって！知ってただろ！
他の人のようにギラギラした目をしていなかったから、唯一道徳を重んじていくのかと思っていたら、1番の裏切り者だった
ただ、チェ局長の尽力により、とんでもない化け物が野放しになってしまったから、何が正しくて何が裏切りになるのかよくわからない
うーん面白い！！
チャ・スンウォンの魅力
この写真大好きすぎる（公式で見つけられて嬉しかった）
ヤク◯トを5本繋がったまま飲むと言う方法は日本ではあまり聞いたことがないね
次から次へとストロー刺していくからめっちゃ笑ったわ（台本にあったのかな？アドリブかな？）
言葉遣いが丁寧で敬語の殺し屋ってたまにいるけどすごく怖い、恐れや罪悪感が全くなさそうでサイコパスの典型な感じがする
そして今時ガラケーなのも良い、役作りが完璧だった
拷問をしている時、対象者にお家（汽車）の感想？聞くんだけど、その時ちょっとはにかむんだよね（ちょっと聞いて見ちゃおうかな？みたいな顔）
その時の演技が本当に自然で上手すぎてゾッとした
あとキム・ソンホの表情と目の演技も素晴らしかった
「全てを悟って、覚悟を決めた目」
本当に成し遂げたいことは命をかけるものなのか
このドラマを見て「チ。-地球の運動について-」と言うアニメが頭をよぎった
正しいか正しくないかは別として、前任者達が必死で隠し守ってきたもの『国家機密』
それを、命をかけて次の世代に繋いでいくという考え方が少し似ている気がした
私は、人の命より大切なものはない派なので全く理解できないけど、そこまで成し遂げたいことに出会っていないだけなのかもしれない（幸運なことに）
最後に
画面が思った以上に暗くて、iPadで見ていた私は、「何やっているの？」なシーンが結構あったけど、グロいシーンが回避できたのでむしろ良かった（音とセリフで大体わかる）
ちょっと長めの劇場版という感じだったけど、（実際映画として作っていたらしいし）たった4話でもここまで面白いお話は作れるもんだ
このお話は「The Witch 魔女」の延長線上のお話ということなので、そちらもぜひ今度見てみよ〜
あー面白かった！！
