韓国ドラマ『恋人〜あの日聞いた花の咲く音〜』壮大なスケールで描くロマンス史劇!ネタバレあり感想

アンウンジン

満足度★★★★4

放送年:2023年

全21話(U-NEXT:42話)

放送局:MBC

脚本:ファン・ジニョン

オススメポイント

清に支配された朝鮮を軸に、戦争や政治、そこで暮らす人々の葛藤やロマンスなどを壮大なスケールで描いた意欲作

とにかくイ・ジャンヒョン役のナムグン・ミンが素晴らしかった

感情の爆発のさせ方とか、殺陣なとの所作、ラブシーンまで完璧だった

ギルチェ役のアン・ウンジンちゃんも少しずつ成長していく強い女性を見事に演じきり感動した

史実に基づいているらしく、捕虜の話は胸が痛くて直視できないけど救いはあるよ

簡単なあらすじ(ネタバレなし)

1636年の春。運命の人との出会いを夢見る両班の娘、ユ・ギルチェは、初恋相手のナム・ヨンジュンが親友のキョン・ウネと恋仲であることにやきもきする日々を送っていた。そんななか、ギルチェは村を訪れていた謎の男、イ・ジャンヒョンに出会い…。

引用元:U-NEXT公式より

主な登場人物

イ・ジャンヒョン(演:ナムグン・ミン)

出典:MBC

ギルチェたちの前に突然現れた謎の男

非婚主義をうたいつつもギルチェに惹かれちょっかいをかける

ユ・ギルチェ(演:アン・ウンジン)

出典:MBC

愛らしい容姿で周りの男性を虜にしてきた両班の娘

親友ウネの婚約者、ヨンジュンに叶わぬ恋をしている

ナム・ヨンジュン(演:イ・ハクジュ)

出典:MBC

ギルチェの想い人で、ウネの婚約者

正義感が強く意志が固い儒生

キョン・ウネ(演:イ・ダイン)

出典:MBC

ギルチェの親友でヨンジュンの婚約者

心優しく聡明な女性

リャンウム(演:キム・ユヌ)

出典:MBC

ジャンヒョンを兄の様に慕う、人気の歌い手

注意!!私的ネタバレあり感想

良かった〜ハッピーエンドだった!!

出典:MBC

冒頭に、ジャンヒョンが海岸でたくさんの敵に囲まれて窮地に陥るシーンと

真っ白い髪の女性が牢屋に閉じ込められているシーンが映し出されていて

「あーこのドラマはハッピーエンドではなさそうだな」と思った

真っ白な髪=老婆

少なくてもヒロインが老婆になるまでジャンヒョンには会えないのだと落胆した

そしたら〜なんと白髪の老婆はリャンウムだった!!!!(老婆ではない)

出典:MBC

いやー騙された騙された!白髪の老婆になったギルチェだと思っていたよ〜

後ろ姿しか映ってなかったからね

私が見た時代劇は(数少ないけど)ほぼハッピーエンドがなかったから、(花郎くらい?)今回もしんどいことになるのではないかと覚悟していた

最終回でジャンヒョンが死んだことになっていて、もし生きているならギルチェの元に来るはずなのに、姿を現さないと言う事は…あ……記憶喪失だ!!!

ハイキタ記憶喪失!!と一人でテンションぶち上げた!生きてるね!生きてるでしょ?生きてたー!!

韓国ドラマでの記憶喪失ネタはもう辟易しているけど、今回は許しちゃる!

最終回の何話か前にも一度記憶喪失になっていたけど(うわ〜でたでた笑 とその時は思った)

ラストのための伏線だったわけですね

本当にありがとう!ハッピーエンドにしてくれて!辛い拷問シーンや捕虜のシーンを耐えた甲斐がありました

ストーリーについて

出典:MBC

良い脚本で、余計なダレるシーンもなく、キャストの演技も素晴らしくとても面白いドラマだった

けど長い…とにかく長かった…

いや、時代劇なら普通かな?短いくらいかな?

時代劇が苦手な私だったが、キャストのナムグン・ミンとアン・ウンジンが好きすぎて見る決心をしたけど

時代劇特有の人間の欲にまみれた汚い部分が剥き出しで、しんどくて何度も挫折しそうになった

史実に基づいて描かれているそうだが、捕虜の問題は相当悲惨で心を痛めた

清の王が捕虜に手を出して、それに嫉妬した正妻がその捕虜を拷問するという理不尽さ

「好き好んでおめえの旦那と寝たわけじゃねーよ」「こっちだって相当嫌々だよ」と反論したくなるわ

朝鮮の王も精神が病んできてどんどんおかしくなっていって、言動がだんだん「コイツめんどくせー」となっていったが、1番の悪は王の嫁だったね

どの時代も私利私欲にまみれた人は結局身を滅ぼすということだ

ジャンヒョンとギルチェについて

出典:MBC

ブランコにのるギルチェに一目惚れしたものの、素直になれず「非婚主義」とか言っちゃうから、口説いても全く信じてもらえないジャンヒョンが可哀想で面白かった

ギルチェはギルチェでヨンジュンに対する恋心を手放せずにいて(結局憧れに近い感情だったみたいだけど)ジャンヒョンに対する恋心に気付いた時はもう手遅れで上手い具合にすれ違う、二人とも素直じゃない笑

このドラマで1番良かったのは、ジャンヒョンのギルチェに対する想いの強さ

男性側が一途にヒロインを愛するお話は本当に胸がキュンキュンしちゃう

「ヨンジュン殿に恋慕しないと言えば瀋陽(シンヨウ)に行くのは取りやめる」

「できません」とギルチェ(ここで引き留められればここまですれ違わなかった)

「教えてくれ、ヨンジュン殿にあり私にないものは?」

あー言っちゃった〜この一連のジャンヒョンのセリフって字面で見るとちょっとカッコ悪い

でもすごくグッときたんだよね〜想いの強さが伝わるというか、切実ですごく切ない

最終回で記憶喪失になっても、ギルチェの言った事は覚えていて、実行していく所とか

ギルチェのこと誰かわからないのに、心の中で常に探している所とか想いが強すぎて本当ヤバかった笑

こんなふうに愛されたら幸せだろうな

ヨンジュンとウネ

出典:MBC

最初から最後までヨンジュンのこと好きになれなかった笑

ウネ〜(めちゃめちゃいい子なのに)そいつでいいの?とずっと思っていた

自分のポテンシャルを過大評価して、無謀なことに突進していく

それは勇気があるとかではなくただのアホだと思う

頑固で融通が利かなくて1番嫌いなタイプの男だった

ウネが清で辱めを受けたと聞いた時の対応は(慰めるどころか軽蔑してた)「あーやっぱりこいつダメだ」と心底思ったね

ジャンヒョンの株がさらに上がりまくりよ

まーだこらこそのウネなのね

この男を、許して、導いてやれるのはウネしかいないだろうから

今回の好きなブロマンス

ジャンヒョンとリャンウム

出典:MBC
出典:MBC

今回はもちろんこの二人

ジャンヒョン&ギルチェカップルが好きすぎて、リャンウムを応援はできなかったが、男2人の深い絆は物語で1番尊かった

小さい時から支え合ってきたのよね

リャンウムがギルチェに「ジャンヒョンは死んだ」と告げたのは「あちゃー」と思ったけど、気持ちは分からんでもない

ギルチェといるとジャンヒョンが死ぬと言い訳して近寄らせないようにしていたけど、結局は嫉妬でしょ?ジェラシー笑 悪くない(グフフ)

最後に

このドラマがここまで人気が出たのが、見てよくわかった!

色々辛かったけど本当に面白かった

これを機に他の時代劇も挑戦してみようかな?

それにしても、時代劇のナムグン・ミンは色気が半端ないね

出典:MBC
出典:MBC

素晴らしい!ありがとうございました♡

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